不妊治療における年齢の壁
不妊治療で誰しも考えることは、『年齢』ではないでしょうか。
一般的に、年齢を重ねれば重ねるほど、妊娠率は低くなると言われています。
だからといって、年齢を理由に妊娠をあきらめる必要はないのではないのです。
当院にも「年齢的にも厳しいと思うけど…」と申し訳なさそうに仰るかたもいらっしゃいます。
何も、申し訳なく思う必要はありません。
妊娠率と年齢について
確かに年齢とともに妊娠率は下がる傾向にあり、妊娠中のトラブルや、胎児への影響が出る可能性は若い女性と同じとは言い難いでしょう。
30代前半からゆるやかに下がる妊娠力が、35歳を過ぎるとゆるやかではなくなります。
また、年齢とともに子宮や卵巣も老化して、子宮内膜症や子宮筋腫を患う人も増えてきます。
これらが妊娠に影響する場合もあり、女性疾患の治療と不妊治療、どちらの治療を優先するか悩ましい問題も出てきます。
日本産科婦人科学会のART(生殖補助医療)データでは、治療をした総数のうち、赤ちゃんを産むことができた割合は、35歳では18.1%、38歳では13.6%となっています。
仕事と治療との両立にも気をつかう年代
『不妊治療をどうしよう』と悩んでいる間にも時間は過ぎていきます。
また、35歳以上の高齢出産では、妊娠糖尿病や妊娠高血圧症候群などのリスクが高くなります。
子どもを産み、育てていく体力や環境なども考えておく必要があります。
年齢とともに、妊娠はシビアにとらえることでしょう。
しかし、どうしても皆さんに知っておいてほしいことがあります。
同じ年齢でも日々の生活で身体の状態は変わります
例えば同じ年齢のAさんとBさんで考えてみましょう。
- 健康でいる努力をし、日々身体を気にかけているAさん
- 何も気にせず、あきらめて、不健康に過ごしているBさん
明らかにAさんの方が身体の様々なトラブルを回避できる可能性が高いです。
年齢が上がるからこそ頭に入れておきたいこと
確かに、年齢は不妊治療において重要です。
しかし何歳であっても、『自分が若々しくいられるように努力する』と同じように、『健康でいられるように努力する』ことは可能です。
努力し、行動することで、結果的に後悔することのない不妊治療を送ることができます。
年齢は残念ながら変えることができませんが、健康度や体内年齢(基礎代謝や筋肉量のこと)は変えることが可能です。
当院の鍼灸施術や整体施術も、身体を若々しく保ち、いつまでも元気でいるための手段でもあります。
そうすることで、個人の持つ『妊娠力』を上げること、状況を改善することは十分に可能です。
- 年齢的に厳しいかもしれないが、まだあきらめたくない
- できる限りのことをやってみたい
そんな方にこそ、鍼灸施術はおすすめですよ。
一緒にあなたの身体のことを考え、問題をひとつずつクリアしていきます。
『年齢的に無理…』と諦めてしまう前に、まずはご相談ください。